渓流魚の生態とアプローチ方法【間違いなく釣果アップ!】

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こんにちは、かまめしです。

今回は、渓流で釣れる魚の生態についてご紹介していきたいと思います。

渓流の魚について詳しくなると、確実に釣果(釣れる数)がUPするというメリットがあります。

なぜなら、「魚がいる場所(ポイント)の見分け方」と「ポイントの攻め方」がわかるようになるからです!

私は初心者の時、ポイント選びは勘だけが頼りでした。釣れるか釣れないかなんて完全に運任せです。

しかし、渓流魚の生態を理解してからというもの、魚がいる場所が明確にわかるようになり、釣果が明らかに伸びました。

さらに、ポイントの攻め方も理解できたのでやみくもに「数撃ちゃ当たる」方式で挑戦する事もなくなりました。すると、やり方を自分なりに工夫する余裕も生まれ、精度も上がり、釣りの楽しさが倍増しました。

保証します。この記事に書いてあることを意識すれば、びっくりするほど釣れるようになります!

  1. 渓流魚の生態の説明
  2. 釣果アップのためにはどうすればいいのか

以上の2部構成でご説明していきたいと思います。

渓流魚の生態

性格について

これくらいの距離で突っ立っていると右前方のプールの魚にはバレてしまうかもしれません。

渓流魚の性格は、一言で言ってしまうと「超ビビリ」です。

わざわざ頭に「超」をつける必要があるほど、臆病な性格なんです。とても警戒心が強く、人や動物の気配を感じ取るとすぐに隠れてしまいます。

かつ、仲間の変化にも敏感です。

例えば、大きなプールに数匹の魚がいたとします。そのうち1匹が敵を発見し安全地帯に逃げ込んだ場合、その魚に倣って他の魚もパッと隠れてしまうのです。

敵から逃れるため安全地帯に逃げ込むことを「走る」と言います。

魚が1匹でも走ってしまうとそのプールは完全に警戒態勢です。しかもなかなか警戒を解いてくれません。残念ですが、そこで釣るのは諦めたほうが良いでしょう。

粘ってそこの魚を釣ろうとしても、おそらく最低でも20分・・・あるいはそれ以上待たないと出てきてくれません。

渓流の魚を見たことがない方にはにわかには信じがたいかもしれませんが、本当にこんなに超ビビリなんです。驚かせないように、こっそり・ゆっくり動いてあげましょう。

視界について

渓流魚の視界は広いです。真後ろ以外ほとんど全部見えていると言われています。

魚眼レンズってありますよね。あのイメージです。

視界は上方に向けて広がっており、水の屈折も加わるため、かなり広い範囲が見えています

視界の広さがわかる例を一つお話ししますと、なんと「竿先の影」が水面に写っただけでアウト、ということがありました。

竿をちょっと出して身をよじった、たったこれだけで パッ!と魚が数匹走ってしまったのです。魚からは竿がバッチリ見えていたのでしょうね。

渓流魚はこれくらい視界が広くて、センシティブなんです。驚きですよね。

水温について

暑いときは日陰や岩陰を狙いましょう。

魚は変温動物なので、水温の影響をモロに受けます。

渓流魚にとっての適水温は10~18℃くらいと言われています。魚種によっても適温は若干異なりますので、だいたいの目安としてお考えください。

以下でざっくりと温度ごとの反応の違いをご説明します。

~5℃ 冷たすぎる → やる気が出ない

季節で言うと解禁直後の寒い時期が該当します。場所によっては雪が残っていたりします。

この時期は寒すぎて渓流魚はあまり動きたがりません。こたつに入って動けなくなる我々と似たような気持ちなんじゃないでしょうか。

体力を消耗せず、身を守れる場所にいることが多いです。具体的にどんな場所にいるかと言うと

  • 流れがゆっくりなところ
  • 深いところ

こういったところです。

餌も積極的に食べません。目の前に来たものだけ、口を開けるだけで食べられるところに流れてきたエサだけを食べています。

こたつから手の届くみかんだけ食べてるイメージですね・・・笑

10~18℃ 適温 → 超元気!

季節で言うと
①梅雨明け~初夏
②真夏の午前中・夕方
③初秋のお昼頃
あたりが該当します。渓流釣りのベストシーズンです。

この温度帯ですと渓流魚は一番活発に活動します。積極的に餌を食べる動きをしますので、 餌が来やすいところで待機していることが多いです。

具体的には

  • 流れが合流するところ
  • 流れが対流しているところ
  • 水面近く(表層、浅いところ)

こういった場所ですね。

水面近くの餌を食べようとバシャっと跳ねるシーンが多く見られるのもこの水温のときです。これをライズといって、渓流魚がやる気マンマンになっているという合図です。

一番釣れるタイミングです。ライズを見かけたら大チャンスです!焦らずこっそり近づいて、ぜひチャレンジしてみましょう!

20℃以上 暑い→ダレてる

季節で言うと主に真夏のお昼頃が該当します。

この時は水温が上がりすぎて魚はダレています。我々も暑すぎると食欲なくしたりしますよね。あれと同じです。

このとき具体的にどこにいるかと言うと

  • 涼しい日陰、岩陰
  • 落ち込みの深場

こういうところです。

真夏の昼間、釣れないな~と思ったら、ある程度水温が下がるまでお昼休憩にしてしまうのも一つの手です。

釣果アップのために

大きな岩が多数。身を隠しやすいですね。

ここからは、釣果アップのために具体的にどうやってポイントを攻めていけばいいのかを解説します。

ビビリな渓流魚に気づかれないように接近

渓流魚の視界は広いので、死角となる後ろ側からできるだけ姿勢を低くして接近しましょう。

もちろん障害物を利用して身を隠しながら進むのも非常に有効です。抜き足差し足忍び足・・・で忍者のごとく近づきましょう。

いくら身を隠せていても、ジャブジャブと水の中を歩いて近づくのはNGです。音が水の中を伝わって、接近がバレてしまいます。

※水の外の音については聞こえにくいのか、かなり鈍感なようです。この件についてはTV番組でも検証していましたので興味のある方は調べてみてください。

魚が食べやすいところに仕掛けを流そう

先程説明した水温別の傾向から、魚の居そうなところを予想してみましょう。

例えば水温が12℃くらいだとすると、「流れが合流するところ や 比較的表層にいる可能性が高い」と考えられますね。そこを狙って仕掛けを流してみましょう。

しかし運が良いと、魚の姿が見える場合があります。これならもう簡単ですね。その魚が食べやすいところに仕掛けを流してあげましょう!

食いつく瞬間が見れるかもしれません。渓流釣りで最高にエキサイティングな瞬間です!

釣れなかったら移動しよう

  上記2つが完璧にできたけど釣れないな、という場合

  1. そこに魚はいない
  2. 魚はいるけど、食う気が起きていない
  3. 魚はいるけど、好みのエサじゃなかった

この3つのどれかなので粘っても釣れません。諦めて次のポイントへ移動しましょう。

もしポイントを諦めて移動したときに魚が走ったら

「魚がいた!今移動したから走られてしまった!くそ~粘っておけばよかった~!」 と思うかもしれません。

でも安心してください。

この場合、釣れなかった理由は上記の2か3です。この場合は粘ってもほぼ釣れませんし、あなたのウデが悪いわけでもありません。落ち込まなくてモーマンタイです。

しかも、ポイントを諦めて移動しようとたときに初めて魚が走ったということは、渓流魚にバレずに接近するところまでは成功していたということです!

かつ、その川に魚が生息していると確認することもできます。つまりやる気がある魚に出会えれば釣れるということです!

そもそも魚がいなかったらなんにも釣れませんからね。

こうしてトライ・アンド・エラーを繰り返し、狙う場所の精度を上げていきましょう!

まとめ

それでは今回の記事をまとめます。

渓流魚の生態を知りましょう!「魚がいる場所」と「ポイントの攻め方」がわかるようになり、確実に釣果がアップします!

渓流魚の生態
・基本ビビリ
・視界が広い
・水温の影響を受けやすい
釣果アップのために
・魚の死角からこっそり近付こう
・魚の場所を予想して仕掛けを流そう
・釣れなかったら移動しよう
・走られても落ち込むな!

これらを踏まえてチャレンジしてみてください。知らなかった方は、きっと格段に釣果がアップしますよ!

今回は以上です。素敵な渓流ライフを!

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