渓流釣り主要4種の釣法を紹介! その1 ミャク釣り(エサ釣り)の特徴

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こんにちは!かまめしです。

今回は渓流釣りの釣り方 主要4種類のうち、ミャク釣り(エサ釣り)について、特徴を解説していきたいと思います。

ミャク釣りは渓流釣りの基本形とでも言うべき釣法です。釣果も比較的安定しますし、初心者の方は特におすすめです。

この記事を読んでいただければ、未経験の方でもミャク釣りのイメージを捉えていただけると思います!

ミャク釣りとは

出展:アマゴ釣りを始めるなら!仕掛けと釣り方で大切な8つのコツをご紹介!

ミャク釣りとは、のべ竿に釣り糸、オモリ、目印、ハリ、エサだけのシンプルな仕掛けで行う釣法のことです。

できるだけエサを「自然に流す」のがポイントです。魚が違和感を覚えずにエサを食べることを狙う釣り方です。

のべ竿・・・リール(糸巻き)やガイド(糸通し)が一切ついていない、棒状の竿のこと。竿の先端に釣り糸を結びつけて使用します。

以下に当てはまる方々におすすめの釣り方です。

・初心者の方
・安定した釣果がほしい方
・ポイントを残さずじっくり釣り登りたい方

ミャク釣りの特徴

ミャク釣りの特徴は、流れを読みながらゆっくり丁寧にポイントをチェックしていく、という点です。

本当にシビアに取り組む場合は、ポイントごとに異なる水深や流速に合わせてオモリや流し方を変えたほうが良いとされています。

また、同じポイントで粘って粘って魚を誘い出して釣る事にも長けています。

そのため、他の釣法と比較して、かなり時間をかけてポイントを攻めていく傾向にあります。

すると必然的に釣りをしている本人の時間もゆったりと流れていきますので、周りの景色を楽しむ余裕が生まれやすいです。

ただ釣りをするだけでなく自然を満喫するのが渓流釣りの醍醐味だと言えますから、ゆっくり景色を楽しみながら興じるミャク釣りは、最も渓流釣りらしい釣法とも言えるかもしれませんね。

メリットとデメリット

メリット

メリットは以下の3つです。

・釣果安定
・繊細な釣り味
・スレた魚にも対応

それでは順番に解説していきます。

1.釣果安定

出展:初めての「渓流エサ釣り」入門

    本物のエサを使っているのは最大の強みです。生きているエサは動きもニオイも味もあるため魚へのアピール力が段違いです。

そして、最も反応が良いエサは「魚が普段食べているもの」です。

つまり「エサを現地採集する」という最強のカードを使えるというのもミャク釣りのメリットです。

現地で新鮮な川虫が採れれば、ボディガードでドウェインジョンソンが派遣されてきたくらいの安心感があります。

ロック様信者です

2.繊細な釣り味

   他の釣法と比べ、かなり細い糸を使う傾向にあります。結果として、仕掛けを魚に見破られにくく、かつ微弱な反応も的確にキャッチすることができます。

他の釣法では味わえないほど、繊細なやりとりを楽しめます。

3.スレた魚にも対応 (粘って釣れる)

スレた魚とは、仕掛けを見切ってくる賢い魚のことです。何度もキャッチ&リリースされた経験がある魚は学習して警戒心がUPします。

こういう魚が相手だとなかなか釣るのが難しくなってくるのですが、ここでエサ釣りの特徴が活きてきます。

先程も書きましたが、なにせ使っているのが本物のエサですから、アピール力が段違いです。

最初は反応がなかったとしても、しつこく何度も流すとたまらず食いついてきたりします。疑似餌だと、なかなかこうはいきません。

デメリット

それでは次にデメリットを解説します。以下の3つです。

・虫が苦手な人にとっては辛い
・移動が若干大変
・ボサ、浅場が苦手

1.虫が苦手な人にとっては辛い

 これは最大にして致命的なデメリットです・・・。主なエサはブドウ虫、川虫、ミミズあたりですから、このへんの生き物NGな人はミャク釣りがかなり制限されてしまいます。

しかし一応、ミャク釣り用のエサとして専用のイクラが売っていますのでこれを使うと良いでしょう。虫NGの人でも安心ですね。

ただし、現地採集の川虫には若干釣果は劣る感じがします。(イクラが悪いと言うより、現地採集の川虫が最強すぎる、という方が正確な表現です。 )

※名前クリックで画像が開きます。苦手な方はご注意下さい。
(リンク先:シマノ ようこそ、渓流釣りの世界へ! Vol.7

ブドウ虫:釣具店で釣りエサとして売ってます。 芋虫っぽいコロコロした虫。繭なしタイプが使いやすいです。

川虫:現地採集エサの筆頭候補、水生昆虫の幼虫たち。 ヤゴの小さいバージョンのようなものです。 かなりいろいろ種類がありますが、今回はまとめて「川虫」と表現しています。

ミミズ:現地採集エサ二番手候補。 しかし雨上がり等で水が少し濁っている時は 強いニオイの効果で爆釣を引き起こすため お守り的に持ち歩くミャク釣リストは多いです。

2.移動が若干大変

4.5〜6.0mほどの長めの竿を使いますので、その分移動が若干難しくなります。

開けた場所なら問題ありませんが、たいては木や岩が近くにある場合がほとんどです。

歩くときは常に竿先に注意して、障害物にひっかけないように注意しながら進む必要があります。

うっかり竿先を引っ掛けてしまって「ポキン」と逝ってしまったら・・・そこで試合終了です。

(諦める前に、予備竿も持っていきましょう。)

3.ボサ、浅場が苦手

前述のように長い竿を使いますので、ボサ(木が水面に張り出して覆いかぶさっているところ)は苦手です。

また、水深が数cmくらいしかないような浅場も魚の反応が分かりにくいので苦手です。

浅場でも釣れないことはありませんが、「アタリを取って(魚の反応を見て)釣る」のは難しいです。

まとめ

出展:つり人MAGAZINE Online ヤマメ・アマゴ釣り/初めの一歩・渓流釣りスタートガイド:前編

それでは今回の記事をまとめます。

ミャク釣りとは、のべ竿に釣り糸、オモリ、目印、ハリ、エサだけのシンプルな釣法
ポイントを残さず ゆっくり攻めていくのが特徴

以下の方々にオススメ

・初心者の方
・安定した釣果がほしい方
・ポイントを残さずじっくり釣り登りたい方

メリット

・釣果安定
・繊細な釣り味
・スレた魚にも対応

デメリット

・虫が苦手な人にとっては辛い
・移動が若干大変
・ボサ、浅場が苦手

私は初めての渓流釣りはミャク釣りでした。

その時感じたゆったりとした時間、これこそが渓流釣りの醍醐味だ!と思えたからこそ私はどっぷりハマったわけです。

ミャク釣りはいわば渓流釣りのスタンダード、基本形とでも言うべき釣法です。

魚が釣れたときの生命感をよりダイレクトに感じられる、のべ竿ならではの釣り味はぜひ一度は体験していただきたいです!

ミャク釣りの具体的な仕掛けの内容と釣り方については別記事でご紹介致します。

それではみなさん、素敵な渓流ライフを!

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