こんにちは かまめしです。
今回は「渓流釣りに腕時計は必須!その理由と必要な機能について」についてお話していきたいと思います。
「釣り用」「登山用」という腕時計はあるもの、「渓流釣り」というピンポイントな用途の腕時計は見つかりません。
私は実際にトライアンドエラーを繰り返し、それなりのノウハウを蓄積させてきましたので、今回それをまとめてお伝えしていきたいと思います。
そもそも、腕時計って必要なの?
はい、必要です。
まず渓流釣りでは時刻常に把握しながら、休憩・食事、進退を決める必要があるからです。
特に日の入りの時間を考えて行動することは一番大切で、真っ暗になる前には安全地帯にたどりついている必要があります。
「釣りに夢中になって気づいたら日が暮れていた」では、ハッキリ言って遭難一歩手前です。気をつけましょう。
じゃあスマホはどうなの?
まず、結論からするとNGです。
最近はスマートフォンで時刻が確認できるので腕時計はいらない、という方も増えているそうですね。
日常生活ではそれでもOKだと思いますが、こと渓流釣りでは当てはまらないと考えていただいたほうが良いでしょう。
スマホに限らず、壊れモノをフィールドで頻繁に取り出すのはかなり気を使います。
万が一、スマホを落っことしたら・・・
- 岩にぶつけて画面が割れるかも
- 水没させてしまうかも
- 川に流されてしまうかも
- あわてて拾おうとして自分が転倒するかも
こんなリスクがあります。
「たかがスマホ取り出して見るくらいでなんだ大げさな」と思われるかもしれませんが、このようなリスクを装備品の工夫で回避できるのであれば極力実施すべきだと思います。
時刻の確認のためだけにスマホを頻繁に取り出すのはリスクが大きいですので、手首を返すだけで時刻を確認できる腕時計は渓流釣りでは必須の装備だと言えます。
Tips ”スマホ+防水ケース+落下防止コード” スマホを防水ケースに入れるのはいい方法だと思います。 落下防止コードで接続すればさらに安心ですね。 私がスマホをカメラ代わりに使用していた時期は このようにしてスマホを持ち運んでいました。 ちなみに今は防水カメラを入手しましたので 釣りの間、スマホはずっとザックに入れっぱなしです。
必要な機能 不要な機能
次は、渓流釣り用途の腕時計に必要なスペックを解説していきます。
1.必要な機能
・防水性
これは言わずもがなですね。魚が釣れたとき、捌くとき、仕掛けが引っかかってしまったとき、雨が降って来たとき・・・。
もはやあらゆるアクションで濡れるのが前提です。必ず防水性のある時計を選びましょう。
生活防水ではなく、水没させても大丈夫なレベル、10気圧以上の防水性能があればOKです。
20気圧以上の防水機能があれば、なお安全ですね。
・樹脂性バンド
バンドの素材指定が入るとは意外に思われるかもしれませんね。
実はこれ、かなり大切なポイントです。
金属バンドは時計自体が濡れる事もあり、早春時期は冷たすぎます。
解禁直後(2月中旬)の軽井沢なんてラインもネットも凍るくらい寒いですから・・・
こんな状況で金属バンドを濡らしたりしたら、最悪凍傷にもなりかねませんので絶対NGです。
寒くない時期に限って言えば、機能的には問題ありません。
しかし金属素材は石などで擦れて傷ついてしまいやすいです。
お気に入りの時計が傷ついたらテンション下がりませんか?
そんなわけで渓流釣りでは金属バンドはあまりおすすめできません。
布製バンドは水分を含む点が問題です。
これも濡らすと冷えますし、なかなか乾かず気持ち悪いです。
しかも乾いた後に、川の独特の匂いや、魚を捌いたときの生臭い匂いがついてしまう可能性が高いです・・・(経験済み)
となると、それらのデメリットがないのは樹脂バンドのみとなります。
渓流釣りでは 冷たくならず、水分を含まず、水切れが良い樹脂バンドが最適です。
・ライト(イルミネーター)
暗い場所でも時刻を確認するための機能です。
意外と沢沿いは暗い場所も多く、日中でもイルミネーターを使うシーンは結構頻繁にありますよ。
蓄光塗料タイプでもいいかもしれませんね。
2.不要な機能
今度は逆に、渓流釣りには必要ない機能を紹介していきます。
・タイドグラフ
タイドグラフってなんぞや!?と思われる方も多いですよね。これは、潮の満ち引きが表示される機能です。
「釣り用モデル」と謳われている腕時計にはこの機能が盛り込まれていることが多いです。
↓画面上部の波打っている液晶部分がタイドグラフです。
これはもう完全に海釣りを想定した機能ですね。
海釣りも嗜む方でしたらあったほうが良いと思いますが、こと渓流釣りにおいては潮目は関係ありませんので不要です。
・日の出日の入り時刻の表示
これは確認できると嬉しい情報ではありますが、不要です。
実際に木が生い茂っているような場所では日の入りよりずいぶん前から暗くなってきますので、あくまで目安にしかなりません。
しかも事前に調べておくことができますので、通常は釣行前日に天気予報と一緒にチェックするだけで事足りるでしょう。
わざわざ腕時計で表示させるほどではないですね。
あると嬉しい機能
ここからは、必須ではないものの、あると嬉しい機能をご紹介します。
・アナログ文字盤
時刻の把握しやすさのためです。
たとえば「なにかアクションをしたところから何分経過したか」という情報がほしいときに役立ちます。
デジタルですと現在時刻から引き算しないといけませんが、アナログだと針が何目盛り進んだかをパッとみるだけで5分、10分と大まかに分かります。
疲れて若干ぼーっとした頭でも、計算が不要になるので便利です。
私はデジタル・アナログ両方使ってみて「アナログのほうがわかりやすいな」と感じたのでおすすめしておりますが、これは慣れや個人の好みによるところも大きいと思います。
参考程度にしておいていただければと思います。
・耐衝撃性
これは万が一滑って転んだりしてぶつけたときに備えるため、という意味が大きいです。
そもそも滑って転ばないようにするために腕時計をつけてください、というのが私の主張ですので、この機能は補助的なものになります。
基本は転ばないでいただきたいですけども、それでもあったほうが安心ですよね。
・高度計&コンパス
これは現在地を知るためにあったほうが良いです。
どれくらい登ってきたか、がわかると「お、自分結構頑張ったな」とかちょっとした達成感を得られるのも面白いポイントです。
なお、地図とコンパスはどこに行くときにも個別に持っていくことをおすすめします。
初めてのフィールドや林道・登山道も無いようなかなりの山奥に行く場合は、腕時計だけの機能に頼らず専用のコンパスを必ず持って行ってください。
要注意!!!スマートウォッチ
防水でGPSにも対応した、アクティブに使えるスマートウォッチも増えております。
上記に挙げた「必要な機能」「あると嬉しい機能」が網羅されてる場合もあり、一見ものすごく便利に思えます。
しかし、スマートウォッチは正直おすすめできません。
これはスマートウォッチ自体の良し悪しというよりも、バッテリーの問題です。
特にGPSトラッキング機能などは相当便利かですが、いざというときにバッテリー切れて使えなくなってしまうようでは厳しいです。
現状では、機能をフルで使っていると半日〜1日で電池切れになってしまう機種がほとんどのように思います。※もし私の知識不足でしたら申し訳ありません。
最低でもフル稼働させた状態で数日は持つような高性能バッテリーが搭載されたものでないと安心して使えないな、というのが個人的な感想です。
もちろん使用する機能を限定したりしてバッテリーをきちんと管理できる場合はスマートウォッチは大活躍してくれることと思います。
条件付きではありますが、選択肢としては有効であることは間違いありません。
まとめ
今回の記事をまとめます
・渓流釣りに腕時計は必須
・スマホで代替は危険
・必須機能・・・防水性、樹脂バンド、イルミネータ(暗所視認性)
・不要な機能・・・タイドグラフ、日の出日の入り
・あると嬉しい機能・・・アナログ文字盤、耐衝撃性、高度計&コンパス
・スマートウォッチは便利だけどバッテリーに注意
いかがでしたでしょうか。
どんな装備であっても基本は「使うシチュエーションを想定し、そこから必要な機能のみをピックアップして選んでいく」という考え方になります。
次はおすすめの具体的機種を紹介していきたいと思います。
《記事リンク予定》
それでは皆様 素敵な渓流ライフを!
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