こんにちは。かまめしです。
今回は「渓流釣りの魅力」についてお伝えしていきたいと思います。
魅力は本当にたくさんありますが、初めての方にもわかりやすく、以下の5つに絞ってご紹介していきます。
- 自然に癒やされる
- 健康になる
- 美味しいレア魚を食べられる
- アウトドア いいとこ取りできる
- 生き方を見つめ直せる
※渓流 + 釣り といえばアユ!と考える方も多いでしょうが、
実はアユだけ釣り方が全く違います。
そのため今回は、渓流釣りの中でも手軽に始められる
「ヤマメ・イワナ狙いの釣り」にのみフォーカスしてお伝えします。
自然に癒やされる
川のせせらぎ、木々のざわめき、太陽の暖かさ、風の冷たさ、土の匂い、花の香り・・・
四季の移り変わりを全身で感じながら、自然と一体になる感覚を味わえます。
大自然の中に没入することで五感が研ぎ澄まされ、本来の自分を取り戻す。
渓流釣りには、こんな素敵な時間が詰まっています。
場所によってはシカ、イノシシ、サル、リス、ウサギなどの山の動物たちにも出会えます。
ちなみに私は去年、釣りの帰りに子ジカに会いました。
こっちを見て「ハッ!」という顔で数秒固まった後、猛スピードで斜面を駆けていきました。
驚かせて申し訳ないことをしてしまったのですが、あの「ハッ!」とした顔がとても可愛くて、今も忘れられません。自然に癒やされるな~と感じた瞬間でした。
ストレスフルな生活を送りがちな現代人にとって日々の喧騒から離れ、自然に癒やされる渓流釣りは最適なアクティビティだと思います。
健康になる
渓流釣り、実はかなり いい運動になります。
「釣り」というと、どっかり座って竿を垂らし、アタリを待つ・・・というスタイルをイメージされるかもしれませんが、実は渓流釣りだけは全く違います。
とにかく移動しまくるのです。どんどん沢を登って行きます。
渓流釣りの面白いところは、釣れるまで粘るのではなく「釣れる魚だけを狙う」というスタイルなのです。
海や湖と違って、1箇所で釣れる魚は限られています。
釣れたら移動!仕掛けを流して反応がなくても移動!
と、このようにどんどん移動してポイントを変えていったほうがたくさん釣れるのです。
沢での移動はちょうどよい有酸素運動になります。
移動スピードはウォーキングよりずっとゆっくりで大丈夫ですので運動が苦手な人にオススメです。
また、運動は好きだけどランニングマシンやエアロバイクで黙々とやるのは嫌いという方々にもオススメします。
移動中、景色は次々変わりますし「どこに魚が居そうか?」と考えることになりますので全く飽きることがありません。
自然の中で、楽しみながら運動できる・・・これはもう、心身共に健康まっしぐらですね!
美味しいレア魚を食べられる
渓流で釣れる魚はヤマメ、イワナです。
この魚たちの美味しさは折り紙付きです。クセのないタンパクで柔らかな身質はどんな料理にもとても良く合います。
塩焼き、唐揚げ、炊き込みご飯・・・噛みしめるたびに滋味豊かな味わいが口いっぱいに広がります。
お酒を嗜む方にはイワナの骨酒もオススメです。
香り高く、イワナの旨味が滲み出て黄金色になった骨酒は通をも唸らせる垂涎の逸品です。
そして、ヤマメ・イワナの美味しさに拍車をかける要素として、そのレア度 が挙げられます。
基本的に「お店で買えない魚=釣ることでしかゲットできない魚」なのです。
例えば海釣りの対象魚の場合、ちょっと品揃えの良い魚屋さんに行けば大半は買えますよね。
では渓流釣りの場合はどうでしょうか。対象魚のヤマメ・イワナは流通量がとても少なく魚屋やスーパーにはまず並びません。
ヤマメ・イワナという魚は、山間部の高級料亭や旅館で提供される料理くらいでしか食べる機会がない、とても貴重な魚なのです。
渓流釣りでは、こんなにレアで美味しい魚を釣って食べることができます!
自分で釣った魚の味は、格別ですよ!
アウトドア いいとこ取りできる
渓流釣りは、他のアウトドアアクティビティとの親和性が高いんです。
渓流を遡上しながら釣り登る性質上、釣り・沢登り・登山(ハイキング)の美味しいところを全部一気にまとめて楽しむことができるんです。
他にも山菜採りや写真撮影もできますし焚き火、ブッシュクラフト、キャンプ飯 なんて単語にピンと来た人にも絶対オススメです。
入渓ポイントまでトレイルランニングで向かっても良いですし、厳しい源流域に行けばロッククライミング(シャワークライミング)にもチャレンジできます。
つまり、渓流釣りには山遊びのすべてが詰まっているわけです。山を愛するすべての人にオススメしたいですね。
すでにアウトドアな趣味をお持ちの方は、組み合わせて渓流釣りを楽しむことができますよ!
私は釣りキャンプが一番好きです。
川の水音だけしか聞こえない静かな夜、星が綺麗に見えて・・・
火を熾し、米を炊き、自分で釣った魚を焼いてアツアツのまま食べる。
ああ、今、生きてるな・・・! という実感が湧き上がります。
ちなみに釣りキャンプの時、持っていく食料をわざと米と調味料だけにする事があります。
「釣れないと夕飯のおかずが無いぞ!」と自分を追い込むことで日中の釣りに緊張感を生み出そうという試みです。
サバイバルな気分が味わえて、なかなか楽しいです。(釣れなくても山菜を採れば意外と豪華な夕食になったりしますし)
もしストイックな釣りをしてみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひトライしてみてください笑
こうして自分なりの遊び方を模索できる懐の深さがあるのも、渓流釣りならではの魅力だと思います。
生き方を見つめ直すことができる
山の中は、自分と向き合うには最適な環境です。 他のすべての雑多な事を忘れさせてくれて、集中する手助けをしてくれるからです。
こうして自然と一体になり、集中力が高まっていくと、あらゆる雑念が削ぎ落とされ、自分の精神がむき出しになっていきます。
雑念から解き放たれ、心を落ち着かせありのままの自分を見つめる。
これはいわば座禅や瞑想の精神に通づるものがあります。
この環境に身をおくことで自分の本当の気持ち、やりたいこと、生き方に気づくきっかけになります。
また、装備品の選定でも自分を見つめ直すことができます。
渓流釣りでは移動中の安全のため必要以上の荷物を持たないことが大原則。
しかし万が一のトラブルに対処できるだけの装備品も用意しなくてはなりません。
この相反する2つの要素を考えるとき断捨離の精神が必要になってきます。
たとえばインスタントコーヒー。これは持って行かなくても釣りは楽しめますので、軽量化を最重要視している方にとっては不要な贅沢品となるでしょう。
しかし沢を眺めながらコーヒーを飲むのが大好きという方にとっては、きっと外すことのできない必須アイテムです。
自分の目標と照らして、必要・不要を判断し過剰・余分なものを削ぎ落とす・・・ 渓流釣りの装備品選定は、この訓練になるんです。
「そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、これって意外と難しいと思います。
たとえば、どこかでもらったボールペンが捨てられずなんとなく机の引き出しに入れていたらいつの間にかすごい本数が溜まってたり・・・
英語の勉強をしようと思っているのに、帰ってきたらついYoutube見てダラダラしてしまったり・・・
誰しも少なからず経験ありますよね?
こういった自分の中のムダに気づけるようになり、最終的には必要十分を見極める力が身につくようになります。
自然の中で自分を見つめ直す + 装備品で断捨離の訓練 = 渓流釣りは自分の生き方を見つめ直すきっかけになります!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
渓流釣りには本当にたくさんの魅力があるということを
知っていただけたら幸いです。
そしてもし興味をお持ちいただけたなら
ぜひとも渓流釣りにチャレンジしてみてください!
今後は未経験の方に向けて、渓流釣りの始め方についても詳細に解説予定です。
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